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藤平信一著「一流の人が学ぶ氣の力」①

太極拳を始めたころから、「気」ってなんだろう、ってずっと思ってきました。きちんと理解できなければ太極拳を学びきることはできないように感じていました。太極拳が内家拳である以上、それは正しいのだと思いますが、きちんと言葉で説明できなければいけない、っていうわけではないように最近は感じています。


「見えるもの」はまだ言葉で説明をしやすいです。対象を観察しながら、いろいろな言葉を当てはめてみて、共通な理解を築いていけばよいわけです。「見えないもの」を言葉で説明して、他の人と共通の理解にたどり着くのは、そもそも試みるだけむだなのかもしれません。


そんなことを思いながら、合気道の専門家がどんなふうに「気」をとらえているのだろうという関心でこの本を読みました。



藤平氏は、「氣」を「生きる力」と定義しました。通うことによってその力を得るものだそうです。中国の「気」は多くの場合、バッテリーと同じ考え方で、合気道の定義とは異なるそうです。


昔であれば、こんな定義では納得できなかったと思います。今は、私自身も同じようなとらえ方をしています。私の現状での定義は、「万物を構成し、動かし続けるエネルギー」といったところです。以前の私の問題は、自分が理解できていない「気」というものを自分が理解できる範囲の言葉で定義をしようとしていたことのようです。体を動かすもの、というと学生の頃に理科で習ったいろいろな体の仕組みです。その枠組みに当てはめるとどんなふうに理解できるのだろうと試みていたと思います。


自分の尺度でいろいろなものを理解しようって、今思うととてつもなく傲慢で視野の狭い考え方です。それに気づくことができたのは、少しは成長したのかもしれません。


以前の自分であれば、藤平氏のこの定義をみて、その場で「わからない」といって先を読まなかったでしょう。


今回は、最後までさらっと読みました。そして、驚くほど多くのことを学び、気づきました。





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