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自由を楽しめるようになる

執筆者の写真: Mitch SatoMitch Sato

しっかり毎日日記をつけているわけではありませんが、日々のあれこれを書くために昔からノートを使っています。営業の仕事をしていた頃は、毎日のやることリスト、打ち合わせの際のメモ、定期的に設定した目標(例えば、今月の目標)などなど、いろいろなことを書いていました。今は、その日にやる予定のことと、読書記録がメインです。


昔使っていたノートはこれ。かれこれ10年ぐらい同じノートを使っていました。日本に一時帰国した際にまとめて何冊か買っていたため、切らしたことはありませんでした。


縦横に線が引いてあるので、綺麗に整理して書くことができました。表紙が結構頑丈だったので、常に持ち運んでいても、あまり汚くなりませんでした。罫線の色が真っ黒ではなかったので、それほど気にならなかったです。半年から9ヶ月で一冊使いました。


コロナの影響で、この2年間、一時帰国ができませんでした。このノートを使い切ってしまって、シンガポールで買えないかを探してみました。シンガポールにも東急ハンズがあって、そこであったのですが、一冊1000円近くするのをみて、諦めました。元々安いノートではないのですが、流石にこの値段は払う気になりませんでした。


そこで、普通の横罫線だけのノートを使い始めたのですが、なんとなく、使いづらい。何が使いづらいかというと、上下にある余白が勿体無くて、そこに書き込みをすると、ノートの罫線と重なって読みづらい。これまでの方眼ノートは、四角いマス目をあまり意識しないで、適当な大きさで文字を書けたのですが、横罫線だけになると、なぜか罫線の間に文字を収めなければいけない気分になりました。それが理由で、文字が小さくなりました。


もっと気楽にノートを使いたいなぁ、と思っているときに出会ったのが、下のノート。そう、無地です。昔は、無地のノートってどこから書いてよいかわからないし、文字を書いても曲がってしまったり、文字の大きさが揃わなかったりで、使う気がしませんでした。


少し、心がおおらかになって、自由気ままに書きたくなったのでしょうか。今は、全く制約のないこのノートが気に入っています。横罫線の時に比べて明らかに文字が大きくなりました。重要だと思うことは、罫線に気兼ねすることなく、大きな文字で書けます。横罫線がないから書いたものが読みやすい。関係のありそうな単語をつなぐために矢印を引くのも気楽にできるし、後で見てもわかりやすいです。


自由っていいですね。でも、自由を楽しめるようになるためには、制限が加えられていることに気がついて、そこから解放されるようにならないといけないようです。昔は、横罫線が制限だなんて思いませんでした。あった方が助かると思っていたわけですから。


太極拳もそうありたいです。教えられたことをしっかり理解し、そこに制限を感じるぐらいまでになったら、少しずつ殻を破って自由にできるようにしていく。まだまだ今の自分ではできないです。どこまで崩しても呉式太極拳と呼べるものなのか、判断がつきません。崩したら師匠に叱られそうですし。


まずは、この白いノートに色々と学んだことを書き込んでいきたいと思います。





これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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