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執筆者の写真Mitch Sato

練習を再開してみて思ったこと

約10年前に太極拳を始めてから、こんなに長い休みを取ったのは初めてです。約10日間、練習らしい練習をしませんでした。


今日はメニュー通りの練習をほぼこなせました。


まず朝一で、無極功と站桩功をやりました。瞑想的な練習です。身体を整えて、心を落ち着ける練習です。これは、久しぶりにできて新鮮な感じがして良かったです。時間があればもっとやりたかったぐらい。


次に腕立て伏せをしました。15回を1セットやっただけなのですが、これはそれほど衰えた感じはしませんでした。元々それほど頑張っていたわけではないので、衰える幅も少なかったのでしょう。


ここまでは自分の部屋でやったのですが、ここから外に出て、108式套路を40分強かけてやりました。初めのうちは良かったのですが、だんだん腰の動きが安定していない感じがしてきました。片足で立たなければいけない動きでは、安定感がなく、力任せに足を上げなければいけない感じ。筋力の衰えと、軸の意識が弱くなっていました。


昔、自転車競技をやっていた頃、チームメートが、2週間練習をしないとそれまで築いてきた筋肉がなくなくなる、とよく言っていました。改めてこの言葉の重さを感じました。また筋肉をしっかり鍛え直しです。


朝練は、ここまでです。朝5時に初めて、7時位まで、内容に不満は残りましたが、練習量としてはまずまずでした。


午後は、ストレッチから始めました。股関節、前屈、開脚を中心にやりました。前屈が休み前よりもいかなくなっていました。ストレッチも柔らかくなってきたからといってサボってしまってはいけないですね。手を抜くとあっという間に固くなると再認識です。


この後、貫穿と呼ばれる、套路をやりました。108式套路の連続性を増すことで、短い時間でできるようにしたものです。108式套路は、すでに何度も師匠に修正されて、それなりのレベルになっているのですが、この貫穿は、ちょうど修正を受けている最中。休み前に治されたところがかなりいい加減になっているのを感じました。身についていないものは、簡単に身から落ちていくということですね。


しっかり休んで良かったと感じるのは、右膝と右の股関節周りの痛みが随分和らいだことです。今までの練習で負荷がかかっていたのでしょう、休むことで動かしやすくなりました。心の中では、またジョギングを始めたいと思っているのですが、まだ不安が残っているので、まずは練習をしっかり毎日やって、様子を見たいと思います。


このことから再確認できたのは、適度に休むことの重要さです。毎日がむしゃらにやれば良いのではなく、身体の声をきちんと聞けるようになりたいです。


もう一つ良かったこと。練習を再開したその日のうちに、筋肉痛が来ました。年齢を重ねると筋肉痛が翌日だったり、翌々日だったりに来ることがあると言いますが、その日のうちに来たのは身体の年齢が若く保てている証拠です。


継続は力なり、と、過ぎたるは及ばざるが如し、という二つの言葉の重要さを再確認した休み明けの練習でした。




これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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