top of page
執筆者の写真Mitch Sato

朋あり遠方より来る

ご承知のとおり、「同じ学問に志す人間は、どこからでも集まって、学び合う」という意味です。これを地で行くような出来事が起こりました。



ことの起こりは1通のメールでした。英国で、呉式太極拳をやっているVさんが、東京にいるので一度体験レッスンを受けてみたいということでした。メールには、同じ「呉式」というだけでなく、先先代が同じというルーツも同じだということが書かれていました。


太極拳を始めてまだ2年ということでしたが、かなり色々と学ばれているようでした。


本日、Vさんが始めてスタジオに来て、体験レッスンをやりました。日本で呉式太極拳の教室をいくつかみたそうなのですが、別系統でかなり違いを感じていたと言っていました。私は、自分以外のところにあまり関心を持ったことがなかったので、参考になりました。


どの程度の実力なのか、何ができるかを知らないと教えようもないので、まずはVさんに108式套路をやってみてもらいました。


大きな違いがいくつかあることに気がつきました。一番大きいと感じた違いは、腰の高さです。「太極の小径」では、腰は可能な限り落とすようにしています。一見きついのですが、長い目で見ると動きが安定するためです。合わせて、腰の上下の動きが減るので、動きが綺麗に見えます。


これに関しては、上級者になるまでそこまで深くは座らなくて良い、という指導をされているとのことでした。


もう一つは、連続性がなく、動きが途切れ途切れだということ。これは中級者であることを考えると仕方がないでしょう。


その他、いくつか指摘をしました。どちらが正しい、というわけではありませんが、うちの教室では、こういう理由でこんな動きをしている、という説明をつけることで、参考にしてもらおうと配慮しました。


初日の今日は、基本練習を一通りやってもらいました。まだ腰が落ち切らない、股関節が十分に動かない、といった基本的な問題がいくつかあることがわかりました。


3ヶ月程度日本に滞在するということで、定期的に通いたいといってくれました。とはいえ、何をやれば良いのかは、私自身でもまだ答えが出しきれていません。ずっと日本にいるのであれば、うちの教室のやり方に套路を修正していくのですが、3ヶ月後に英国に戻った際には、英国の教室のやり方に戻さなければいけないことを考えると、Vさんの套路をいじりたいとはあまり思いません。


とりあえず、日曜日のグループレッスンに参加して、足腰を鍛えること、丁度套路を学び始めるので、参考程度に学んだらどうか、ということにしました。水曜日に個人レッスンをやるのであれば、内容はVさん自体の希望で決めることにして、今日のレッスンを終わりにしました。


Vさんは始めて2年の中級者の割にはかなりしっかりしているという印象を受けました。英国の教室がきちんと指導をしていることが伺えました。同門でそんな学校があるのであれば、私もいつか訪問して、あちらの師匠やお弟子さんたちの指導を仰いでみたいところです。


そんな新しい目標もできた良い出会いでした。





中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。




 

コンタクト ー ご興味のある方は是非ご連絡ください


電子メール: mitchsato17@yahoo.com


 

これからもいろいろな話題を紹介していきます。

最新のブログをご覧いただくために登録をお願いします


 

このブログが面白かったら、こちらもポチッとお願いします。


閲覧数:46回0件のコメント

Comments


bottom of page