週末に弟子を対象にした套路の修正レッスンがありました。その時、状態が不必要に前傾していると指摘されました。このところ、基本的なところを何回か指摘されているので、またか、って感じです。自分の能力に不安を感じます。
でも、その時、ふと気づきました。指摘してくれたのが師匠だったからよかったけど、自分の教室で同じことをやってしまったら、指摘するのは生徒さんだろうし、そもそも指摘すらしないで、この先生は大したことないな、って思われて終わりになってしまうかもしれません。
自分の経験では、何か新しいことを学んだ時には、こんな感じで進化していくのではないかと思っています。
まずは、学ぶことの内容がわからない状態から始まります。内容がわかっていたらそもそも学ぶ必要はないです。
次は、内容はわかったけど、実際にはできない、っていう状態になります。頭ではわかっているけど、体が思った通りに動いてくれない状況です。
そして、体は動いてくれるようになったけど、まだ正確にはできない状態、正確にできるようにはなったけど、意識していないと正確性が失われる状態(つまり意識していればできる状態)、意識しなくても常に正確にできる状態、といった感じでだんだんと進化していきます。
意識しなくてもできるようになるには、意識をしてやる状態を何度も、何度も繰り返す結果、初めて辿り着けるのだと思います。
姿勢なんて今までも何度も治されているので、今更まだ問題があるのか、ってちょっとがっかりしました。と同時に、また意識をしながらの練習を繰り返しやらなければいけないのかと思うとちょっとゾッとしました。
できるようになった、と思っても、それが永続するとは限らないことも頭に入れておかないといけないですね。ある瞬間できるようになったことでも、練習をサボると簡単にできなくなることはあります。特に無意識でできるようになったことは、その後に習ったことの影響を受けることもあると思います。
本当に上達するのに近道はないものですね。
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