昨日のブログで、変形性膝関節症の生徒さんの症状が改善してきたっていう話を書きました。結果としては嬉しいことなのですが、何か改善につながった理由がないかと思って、変形性膝関節症に関して調べてみました。
こんな論文を見つけました。
この論文の後半に、「運動療法」っていう説明があります。
まずは、「大腿四頭筋」の訓練がリハビリの主体となるそうです。うちの教室で教えているスクワットは、まずは大腿四頭筋の訓練になります。でも、それだけではなく、この筋肉の周りにある内転筋や反対側にあるハムストリングも鍛えます。その結果大腿四頭筋だけに頼るのではなく、腿全体で身体を支えられるようになります。膝痛のある人は、体重が前のめりになっていて、大腿四頭筋に頼り切っていることがあるように感じています。
次に、「等尺性訓練」の重要性が説かれています。スクワットや站桩功(たんとうこう ー 中腰でじっとしているトレーニングです)をやるときには、足の裏をしっかり地面につけ、体重をしっかり足にかけるように指導します。これはまさに等尺性訓練になります。安定した足腰を作るために、股関節を上半身の体重を効率的に受け止められる角度に曲げ、骨盤をしっかりと地面と垂直にします。
「等縮性訓練」っていうのは、筋肉や関節を動かすことなく、筋肉に力をかける訓練のことです。筋肉や関節が動かないので、関節痛のある人でも行うことができます。
「腸腰筋や体幹のトレーニング」の重要性も説かれています。これも太極拳をやる結果として得られるものです。腸腰筋は、体の深層にある筋肉なので、上手く使えるようになるにはまずお腹周りのリラックスが必要です。リラックスして、余計な力を使わないで立てるようになると、体幹は自然と鍛えることができます。
太極拳は身体に良い、って言われていますが、具体的に何で良いのかを示すことができる一例になったと思います。
変形性膝関節症は、関節がずれている状態だと言います。うちの教室では、つま先と膝の位置関係の重要さを繰り返し伝えます。これによってズレを意識することで、改善につながるっていうことも、症状が改善する理由の一つだと思います。
変形性膝関節症でお悩みの方、一度体験レッスンにいらしてみませんか?体験レッスンは個人レッスン形式で行っています。ご都合のよろしい日時をご連絡ください。お待ちしています。
ただし、この記事は効果を保証するものではありません。必要であれば、主治医の方に相談の上、ご参加ください。
中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。
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これからもいろいろな話題を紹介していきます。
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