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別の流派の先生との対話

執筆者の写真: Mitch SatoMitch Sato

シンガポールに渡って呉式太極拳を始める前、日本で陳式心意混元太極拳を習っていたことがあります。その時習っていた先生に月に一度、気功を教えていただいています。


昨日、先生のご自宅にお邪魔してレッスンを受けてきました。カリキュラムにしっかりと沿って学ぶのではなく、かなり雑談に近い感じの中、いろいろなことに気がついていく、っていう感じの習い方です。


心意混元太極拳は、気の流れ、丹田を育てる、っていうことを軸に練習を組み立てていきます。そのために気功の要素がかなりの割合を占める感じがします。10年近く前に、これを学んでいた時には、正直、何をやっているのかよく理解できず、ただ動いていただけでした。これって、何の意味があるのだろう、そもそも、気って何だろう、意念って何だろう、なんていうことを疑問に思いながらやっていました。


呉式太極拳のアプローチ、少なくとも私が習ったアプローチは、「気」の説明とか、どうやったら気が流れるか、なんてことは一切触れませんでした。おおまかにいうと、二つのことを繰り返しやりました。一つは足腰を鍛えること。もう一つは「ファンソン」、無駄な力を抜くことです。


一つ目の足腰を鍛えるのは、ただ単に筋肉をつけるのではなく、いかに正しい姿勢で座ることができるかを目指していきます。正しい姿勢で座れるようになると、自然と無駄な力を入れなくても座れるようになります。これが、「ファンソン」に通じていきます。この二つの内容は、コインの裏と表です。


昨日、先生と話していて、心意混元と呉式太極拳、アプローチは違うけど、目指しているところは同じなのかな、と感じました。呉式太極拳の場合は、足腰を鍛えて無駄な力を使わないことを通して、丹田に気を貯め、それが全身に流れるようになります。直接にそれを目指していくのが心意混元のアプローチです。


心意混元のアプローチは、やっていることの意味をしっかりと理解することはなかなか難しいと思います。呉式のアプローチは、「気」が丹田にたまるようになったことを体感できるまで、やっていることと目標が繋がりづらいです。


どちらのアプローチをするにしても、きちんと極めるには長い時間がかかるということでしょう。


ちなみに、10年近く呉式太極拳をやった後は、この先生の話も以前よりずっと楽に理解できるようになりました。練習を続けていれば、きちんと成長をしていくということですね、きっと。



中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。




 

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