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執筆者の写真Mitch Sato

初公開! 套路の動画 ・・・のはずでしたが。。。

今朝ほど、下記のブログを配信しました。が、商標権の関係で動画の掲載はしないようにとのお達しがあったため、写真付きで書き直しました。動画を前提として書いているので、内容的におかしなところがありますが、ご容赦ください。実際の動きを見たい方は、直接ご連絡ください。


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アメブロでブログを書き始めてから2年ぐらいになりますが、今まで自分の動画を載せたことはありませんでした。


今回、動画を載せてみようと決めたのはいくつかの理由があります。


こいつ下手くそだな、って思われたらどうしよう、って心配もありました。世の中には自分より上手い人は確実にいるわけで、その人たちに下手くそ、って言われたら、素直に治すべきところを直せばいいや、と思えるようになりました。


具体的な動きを見てもらえれば、これから学ぼうかな、と太極拳に関心を持ってくださっている方々、呉式太極拳ってどんなものなんだろうって興味を持ってくださっている方々の参考になるといいなという思いもあります。日本で呉式をきちんとできる人はそれほど多くないと聞きますし。


このビデオ、個人レッスンの際に、師匠が修正前のリファレンスとして取っておこうと言って、撮影したものです。何回かのレッスンを通して修正を行った後に、改めて撮ったものと比較検討をする予定です。うちの教室では、套路の「修正」というのを非常に大切にしていて、「修正」ってどんなことを行うかを知ってもらういい機会だと感じました。



さて、この動画ですが、「下勢」という動きです。「シァー・シ(xià shì)」と読みます。うちの108式套路は、3段に分かれていますが、3段目の初めの動きになります。套路を初めてここまで辿り着く頃にはかなり体力を消耗しています。




ちなみに、動画の初めは、单鞭(ダン・ビエン(dān biān))を終えた姿勢になります。他の多くの流派では、单鞭の時の両手はもっと左右に開いていることが多いように感じています。ここに呉式太極拳の特徴の一つである、動きがコンパクトである、というのが現れています。基本的には、手足が体の横の線よりも外に出ません。目の前にいる相手に自分の胸を晒すことをしない、相手に用意には胸元に入り込ませない、という意味があります。



昔、簡化24式をやった時に、同じ名前の動きがあったと記憶しています。身体の柔らかい人はお尻が床につくのではないかと思うぐらい腰を下げていましたが、呉式太極拳の場合は、そこまでの柔軟性は求めません。この動画で私がやっている程度で十分だと言われています。個人的にはもう一段下げたいと思っていますが。


この動き、足にかなり負担がかかります。足の負担の多さという点では、3本の指に入ります。どこがきついかというと、まず初めです。正面を向いている身体を左方向に向けます。この時腰を左に向けて回転させるのですが、右足は可能な限り動かしません。特に右の膝、腰の回転に合わせて斜め下に落ちないように維持するのが非常にきついです。その後も、歩幅がかなり広いので、身体を支えるために足にかなりの負担がかかります。


「修正」については別のブログで改めて説明します。動きを細部にわたって要求通りにできているかをチェックしながら直していく作業です。そんなところ直さなくてもいいじゃないの、って思いたくなるようなこともたくさんありました。でも「修正」を繰り返していかないと、落ち着いた動きにはならないと今では信じています。


自分で改めて映像を見直してみましたが、師匠の前で緊張をしているのか、動きが硬い感じ足します。姿勢が整っていないところも何箇所かあって、まだまだだなぁ、っていうのが正直な感想です。


でも、10年近くもやってきてまだこんなものか、という風に自分を非難するのではなく、とりあえずここまではきたか、と褒めてあげながら、前を向いてさらに向上を目指していくようにしたいです。




これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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