やっぱり仕事が終わると気持ちいいものですね。仕事に没頭していたおかげで、このところ練習と読書はほとんどできませんでしたが。
初めは20ページほどの資料の英語訳の校正を120ドルで依頼されました。読んでコメントをつけるだけなら、4時間もあればできるだろうと思っていました。作業を始めると、あまりにも訳がよろしくないと感じたので、参考までに元の翻訳者にはいくら払ったのか、って興味があったので聞いてみました。
金額は教えてくれまい、と思っていたら、280ドルという答えとともに、同じ金額を払うからやり直してほしいとの依頼に変更されました。それと同時に、基本的には中身が同じで数字だけ変更されている文書が後二つあるので、それを合わせて翻訳してほしいという依頼も追加されました。追加分の仕事は、数字を治すだけという前提で、140ドルが提示されました。話をもらったのが水曜日の夜で、木曜日、金曜日と特に予定がなかったので引き受けることにしました。
初めの資料の翻訳を終え、二つ目の資料は、依頼主の言う通り、ほとんど数字を直すだけでした。ところが三つ目の資料は、結構文書が変わっていて、追加の新規翻訳が必要でした。言われていた前提と違っていたので、さらに50ドル払うように依頼主に伝えました。すでに最初二つの資料の訳が終わっていたので、50ドルを節約するために依頼主が他の人のところに行くことはないだろうと思って少し強気になりました。この提案も問題なく受けてくれました。結局三つの資料の仕事で、合計470ドルの収入になりました。
実際作業に使った時間は、木曜日の午前、午後、それぞれ4時間、金曜日の午前、午後、それぞれ4時間、土曜日の午前中4時間、と本日月曜日の午後1時間。21時間ぐらいでこの金額が稼げたことになります。時給2500円にはならないけど、まあまあかな、って感じです。
とっても疲れましたけど。
久しぶりの仕事で気がついたことがいくつかあります。
まず、視力が弱ってきているので、紙の資料とパソコンの画面の両方を眺めながらの仕事はしんどいということです。紙の資料を見る時にはメガネを外し、パソコンの画面を見る時にはメガネをかける、メガネのかけ外しを繰り返す必要がありました。メガネをかけないでパソコンの画面を見続けているとかなり画面に顔を寄せることになるので、目が余計に疲れました。
専門知識が錆びてきていると感じたのは、この間のブログに書いた通りです。それでも、経験はそれなりに役に立つものです。財務諸表を読んだこともあり、証券業務もそれなりにわかっているので、無茶苦茶な訳はしなくて済んだと思います。
翻訳の仕事って、肉体労働だな、って感じました。最近はソフトを使って下訳をつけてから作業を始める人も多いようですが、ゼロからの翻訳は時間もかかるし、さっさと作業を進めていかないと時間単価はどんどん下がるし、見直しにも結構時間がかかります。よほど専門的な内容で、他にできる人がいないとか、創作性のある翻訳であれば違うのかもしれませんが、一般の人が手を出せるようなものはそれほどいい稼ぎにはならないのかな、って言う印象です。この金額なら、太極拳の個人レッスンをつけている方が収入もいいし、体力的にも楽です。
会社に勤めていた時は、お金を稼ぐと言う意味では楽だったな、って感じもしました。翻訳をフリーランスとして受けると手を動かしていない時間は当然のことながらお金は生み出せません。会社に勤めていた時には、半分寝ているような状態でも、毎月決まった金額を月末には貰えたわけです。
色々とあって面白い経験ができたと思います。脇道に逸れず、太極拳の練習と関連の読書をもっとしっかりとしなければいけないと改めて思えたことが1番の収穫です。
これからもいろいろな話題を紹介していきます。
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