年末を控え、今年できたこと、出来なかったことを色々と思う機会が多くなってきました。太極拳の練習はしていないわけではないけど、自分を成長させるために十分かというとまだまだだなぁって感じです。
あまり否定的な方向に思考を向かわせたくはないですが、読書は全く思うようにはいきませんでした。
そんな中大きな救いになったのが、最近読み終わった本です。古東哲明さんの「瞬間を生きる哲学」という本なのですが、久しぶりに読み終わった後、感動をしました。
自分自身、「哲学」に興味がないわけではなかったのですが、自分の頭の中で理解しきれないことが主な原因で、言葉遊びのような感じを抱いてきました。
この本の内容は、著者が冒頭に述べている通り、「今この瞬間のなかにすべてがある。少なくとも大切なものは全部で揃っている。人生の意味も、美も生命も愛も永遠も。なんなら神さえも。だから瞬間を生きよう。先のことを思わず、今この輝きの中にいよう」ということを理解してもらうことだけを追い求めています。
なぜ、瞬間を生きることができないのか、瞬間を生きることができるようになるためにはどうしたら良いのかを、わかりやすく説明してくれています。
今まで般若心経や老子を読んできていて、「今ここ」を生きることや「欲」を追い求めるべきでないことの大切さは何度も触れてきました。そこでは、必ずしもなぜそうすべきなのかの説明はなく、歴史の中で残ってきた文書に記されているからきっと正しいのだろう、程度で理解してきました。
この本を読んで、漠然といただいてきた「なぜ」に対する答えに触れられたような気がします。
最終章の「ルーナの告白」は両親を亡くした貧しいインド人の少女との会話です。13歳の少女がここまで悟れるのか、悟った内容をここまで簡潔にわかりやすく語れるのか、と本当に感動しました。この賞だけでも十分に読む価値はあります。
この本を読んですぐに実践に移し、自分が改善できたと感じることが一つあります。瞬間を生きるようにし続けると、雑念が薄らぎます。現在、この瞬間は、過去でも未来でもありません。この瞬間、今やっていることに集中すると、過去を思うことも、未来を患うことも減ると感じました。太極拳をやっている時、気功をやっている時、今までよりもあれこれと雑念に煩わされることが減った気がします。
これも自分の能力の限界で、本を一度読んだだけでは十分に理解できません。現在2回目を読み進めています。さらなる気づきがあれば、またブログでご紹介します。
太極拳をやりながら、本当の意味での放鬆を目指される方は一読してみる価値がある本だと思います。
中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。
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