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一時帰国中の飲み会

執筆者の写真: Mitch SatoMitch Sato

今回たった1週間の一時帰国。実家でかなりの時間を過ごしたため、東京にいられる時間がかなり限られてしまいました。体力的にも昔に比べて落ちてきたのか、夜飲み会をしていろいろな人との親睦を深めよう、っていう気分になかなかなれませんでした。


昨晩は、今回の一時帰国中に唯一設定した飲み会でした。お相手は、昔の会社で一緒に仕事をした方です。15年ぐらい前から存じ上げていて、歳が同じこともあって、不思議と話が合います。


前回お目にかかってから随分経つので、まずは近況報告。きちんとブログを読んでくれていて、本帰国が延期になったことも、その背景もわかってくれていたので、ブログには書ききれないもう少し深い背景を話しました。


この方、ソフトウェア会社の役員をやられていて、昨年は予定していたプロジェクトが、自分たちの力ではどうしようもない状況が生じたことから流れてしまい、大変だった、って話をしてくれました。金融機関、監督官庁、デリバティブ、仕組債、なんていう自分が以前手を染めていた内容が色々と出てきて、業界は変わっていないんだなぁ、と改めて感じました。ゴードン・ゲッコーのウォール街を出すまでもなく、欲に塗れた世界です。


本帰国が延長になった話をしていた時に、ふと聞かれました。そのままシンガポールに残って、学校を引き継ぐ可能性はないの?と。


自分では遠い昔にすでに「ありえない」と結論づけていた話ではありましたが、改めて自分の頭が整理できて、前に進むことができるようになりました。どうせ学校をやるのであれば、誰かが建てたものではなく、自分がゼロから作る挑戦をしてみたいと思っています。伝統を引き継ぐのも大事ではありますが、引き継ぐのは技の習得とそれに至る過程、教えるための箱である学校そのものではないと、と勝手に考えています。


全く興味がないわけではないけど、人生は一度切り。両方のシナリオを実現することができるわけではなく、自分が選んだ方が楽しめると信じて進むしかないです。


その後、太極拳の話も少ししました。個人レッスンで教えている生徒さんと議論になった、骨盤は建てた方が良いのかどうか、っていう話を紹介しました。話を聞いて、立ち上がって言われた通りの姿勢を作ってみてくれたのですが、お腹、肩、胸といろいろなところに力がガッツリ入っていて、体がカクカクと折れているような印象でした。良い姿勢は、力を抜かないとできない、力を抜くことは言われてすぐにできることではない、ということです。


行ったお店は、手頃価格の中華料理のチェーン店。かなり飲んで、たくさん食べても二人で9000円いかなかったのはちょっと驚きました。


帰路が同じ方向なので、食べたものを少しでも消化し、罪悪感を減らすため、飲んでいた駅から3駅ほど歩くことにしました。


シンガポールでは、しっかりと飲む機会がほとんどないので、久しぶりの本当に楽しい時間でした。





 

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