これから開く自分の教室のスタジオにも鏡はつけました。鏡があると、自分の姿勢や動きを確認できるので、便利です。
この間、個人レッスンをやっていたときのことですが、生徒さんと並んで鏡に向かって練習をしていました。自分で動きながら生徒さんの動きを確認できるのも鏡の良いところです。鏡がないと、一緒にやらないで、生徒さんの動きを確認しなければいけないです。習いたての生徒さんは、そうするとなかなかうまくできないこともあります。さもなければ、顔を生徒さんの方に向けて、動作をしながら、生徒さんの動きを確認するのですが、これだと自分の姿勢が悪くなります。
グループレッスンで套路をやっているときも、鏡があるおかげで、自分の目の前にいる人の背中を見るだけではなく、前にいる人の動作を横から見ることができたりもします。
鏡があるだけで、スタジオらしく見える、っていう見た目の良さもあります。
でも、意外な落とし穴もあるように感じます。
この間個人レッスンの時に、鏡に向かって生徒さんと一緒に練習をしていたのですが、視線がどうも下に行きがちな感じがしました。動いている自分の手を見てしまって、目線が下がるって言うのは良くあるのですが、この方の場合、そこまで下がってはいませんでした。何を見ているのかと思ったら、鏡に写っている自分の手を見ていたそうです。
鏡に映る自分は、鏡によほど近づかない限り、実際の身長よりも低くなります。視線を上げようと、自分の顔を見れば良いかというと、意識しないよりはましですが、それでも若干視線は下方向になると思います。鏡があると、動きの確認はできるけど、視線が下がらないように注意する必要があります。
套路をしている時にも、特に鏡が横にある状態で動いている時に、チラチラと横を見て自分の姿を見る人がよくいます。こう言ったことをする人は、何を確認したいわけではないけど、なんとなく見てしまう、っていうのが結構多いように感じます。特に確認したいことがあるわけでないのであれば、しっかり前を向いて動きに集中したほうが良いです。仮に何かを確認したい場合でも、首を横に向ければ、当然姿勢は崩れます。
套路をしている時には、鏡にそれほど近づけないので、視線が下がる原因にもなります。
個人的には、個別の動きを練習する時には、鏡は便利だけれども、套路をやっている時にはないほうが良いのではないかと感じています。
どうでも良いことですが、鏡は、きれいにしておくのも結構面倒です。新聞紙を使うと布で拭くよりも、なぜか綺麗になります。
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