クラス編成の悩み

Mitch Sato

2月12日読了時間: 3分

自分がシンガポールで教えていた教室では、結構な頻度で生徒さんが辞めていました。自分が担当していたクラスではないですが、新しく募集して10人ぐらいでスタートしたクラスが、半分以下になったこともありました。

東京で自分の教室を開く際にも、抜けてしまった生徒さんの穴をどうやって埋めたら良いかを何度もシミュレーションしました。難しいのは、抜けるタイミングが読めない、ということだけではなく、進度が違う二つのグループをどうやって合わせるかでした。

進度が遅い方に合わせるともう一方のグループはすでに習ったことをもう一度やることになります。逆にすると、進度が遅い方のグループの人たちが学べないことができてしまいます。

さらに曜日や時間の変更を伴うと、教室に通うために色々と調整して来てくださった生徒さんに迷惑がかかります。

グループの統合は色々な意味で難しい、というのが色々なシミュレーションをした結果の答えでした。

実際に教室を始めて約１年。退会をした人は全体の１０％に満たないぐらいです。想像していたよりもかなり少ない数字です。そのおかげで今のところグループの統合の必要は全くありありません。

でも、ちょっと考え直したことがあります。当初は、一度作ったグループには、可能な限り新しい生徒さんを足さないようにしようと思っていました。理由は、グループの統合と同じで、すでに学んだ人たちが、新しく入る生徒さんのために、もう一度同じ話を聞かなければいけないことでした。

半年ぐらい学んでいる生徒さんでも、まだまだ慣れていないために、教えた通りにはなかなかできないことがかなりあることに気がつきました。復習に時間をかけると理解が深まり、かえって感謝されることも結構あります。そこで、新しい生徒さんの希望する日時が、定員に達していないグループと一致する場合には、追加で新規の生徒さんを加えていこうかと思っています。

半年ぐらいのギャップであれば、両方を満足させられるように教える工夫はできなければいけないと感じています。

まだまだトライ・アンド・エラー、手探りで進んでいきます。でも、その感覚が非常に楽しいです。