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執筆者の写真Mitch Sato

「足の裏は語る」平沢彌一郎著②

結論を先に言ってしまうと、私の期待とこの本の内容はかなりズレがありました。足の裏の働きを体系的に説明してくれて、色々と学べると勝手に思い込んでいた私の勘違いです。この本は、平沢氏の研究の歴史、それにまつわるエピソードをメインに書き綴ってあり、その中で足の裏について発見された内容に若干触れられている、っていう感じでした。


足の裏に関することを色々知ることはできるのですが、それは体系的に、というよりもむしろ蘊蓄に近い感じがしました。最も太極拳教室で教えているときには、役に立ちそうな蘊蓄ではあります。


例えば、こんなことが書いてありました。「片方の足の裏は対表面積のわずか約1パーセントである。そんな狭い足の裏に全身の力がかかり、しかも全ての動作に対応しなければならない」(31ページ)


改めて数字で示されると足の裏の働きの偉大さがわかります。上体をいくらうまく動かしても、足がしっかりと地面からの力を吸収できなければ、きちんとした攻撃や防御にはつながりません。足の裏の大切さを説明するにはちょうど良い内容です。



こんなことも書いてありました。「右の鼓膜がない人が立つと。。。上半身をやや右側にねじり、正常な耳を体の中心に持ってう行こうとする。すると全身のバランスが崩れてしまうので、左足の裏に力を入れてそれを調節する。つまり左足の踏ん張りが、その人の聴力を補佐している。。。足の裏は全身を支配していることがわかる。。。その人の行動の一切の事実。。。を足の裏が一番よく知っている」


身体中の動きの結果が足の裏に現れるわけです。足の裏を地面にしっかり植え付けて、体の動きの影響を受けないようにするだけでなく、足の裏に影響を及ぼすような動きは何か問題があるのではないかと考える必要があります。



中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。




 

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