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執筆者の写真Mitch Sato

「足の裏は語る」平沢彌一郎著①

太極拳を教えている中で、常に強調していることがあります。足の裏の感覚を大事にすることです。立っている時に唯一地面に接しているのが足の裏。体の動きがどうであったかによって色々と影響を受ける場所であるはずです。


しっかりと地面に足の裏をつけられて、体がどう動いても足の裏は地面に張り付いて影響を受けないこと、そんな状態を作るのが、武術としてだけではなく、心を落ち着けるという精神的な意味でも重要だと思います。


ちょっと前に、齋藤孝さんの「身体感覚を取り戻す」という本を読みました。その中に、「最近、直立能力の判定結果から見るに、現代人の立ち構えが怪しくなってきたようである。。。現代人が立ったとき、足の裏に落下する重心の位置がだんだん踵寄りに移行し始めて来たのである。これは現代人の立ち構えがいわゆる「ふんぞり返り」の傾向にあることを示す」という引用がありました。


この引用元が今回紹介している本、平沢彌一郎さんの「足の裏は語る」です。


この引用を読んだとき、正直違和感を覚えました。自分が太極拳を教えている中で感じているのは、足の裏に落下する重心はより前に移っているからです。前屈み気味の姿勢になり、そのために腿の前側に負担がかかり、膝痛を引き起こす、というのが私の理解でした。専門家が、どんな根拠で重心の位置が後に移動していると言っているのかを知りたい、というのがこの本を読み始めたきっかけです。



著者は、足の裏の研究を続けて30年以上という足の裏のスペシャリストです。私自身は、研究はしていませんが、常に足の裏は大切だと思っているので、多くを学べることを期待して、読み始めました。


中野区鷺ノ宮の太極拳教室です。呉式太極拳を基礎からしっかり教えています。きちんと足腰を鍛えて、100歳まで自分の足で歩ける心と体を作りましょう。体験レッスンやってます。下記のボタンを押して、お問い合わせください。




 

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