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執筆者の写真Mitch Sato

過ぎたるは及ばざるが如し

昨日のブログに書いた通り、練習環境はおそらくこの後二度と得ることができないと思えるほど最高です。


易経を読んでいると感じるのですが、良すぎることがあると、必ず悪いことが起き始めます。中庸が一番よろしいということです。


どんな生活を送っているのかを理解していただくために、普段の生活パターンをご紹介します。


朝、4時15分に起床します。歯磨きをして、髭を剃って、顔洗って、その後、朝練です。朝練は、瞑想的なトレーニングと套路を中心に行います。無極功、座禅などを行ったと、套路を行います。2時間程度のトレーニングになります。


朝練が終わると、スタジオの掃除をして、朝ごはんに出かけます。師匠が7時ごろに教室に来るので、その前に外で簡単な朝食を一緒にとります。


朝ごはんの後は、易経を1章読んで、内容をノートにまとめます。それから小一時間ストレッチをして、体の硬さと疲れをとります。


8時半ぐらいから師匠との個人レッスンに臨みます。師匠の予定次第ですが、30分のこともあれば1時間のこともあります。修正の内容がかなり細かいので、集中力を保つために、個人的には30分で終わりにする方が好きです。


10時から、今度は生徒さんに個人レッスンを行います。1時間、あれこれと教えるのですが、個人レッスンは、生徒さんの体の動きをしっかりと観察して、きちんと修正を加えなければいけないので、結構疲れます。


これで午前中は終わりです。早めの昼食をとって、その後は、25分間仮眠をとります。午前中だけで体を動かしている時間がすでに5時間になります。


午後は、読書から始まります。老子、禅、太極拳理論などの本を読みます。眠気に襲われることもしばしばあり、なかなか思うようには進みません。これが2時間から2時間半です。


その後、バランスボードや筋力トレーニング、ストレッチなどを行い、もう一度套路を行います。1時間弱といった感じです。


5時ごろ早めの夕食を食べて、夜のグループレッスンの準備を始めます。曜日によって違うのですが、ふたコマ、3時間のレッスンを行う日もあります。終わるのは9時半過ぎ、スタジオの掃除をするとほぼ10時です。


生徒さんや他のコーチが帰って静かになった後、最後に站桩功(タントウコウ)を行います。20分ぐらいです。そのまま倒れ込んで就寝時間は10時半ぐらい。睡眠時間がちょっと足りないです。長くしたいのですが、何を削って良いのかわからないので、今のところは、昼寝で調整しています。


太極拳に関わっている時間は、長い日だと9時間を超えます。読書も太極拳に関係するものしか読んでいないので、それを入れると12時間程度になることもしばしばです。


常に練習できる環境にいると、休みをきちんと取ることを忘れて、練習に打ち込んでしまう傾向があります。1週間経ってみて、身体が悲鳴を上げ始めているのを感じます。かなり疲れも出てきました。もう少し自分の身体の声を聞いて、何が必要なのかを把握し、きちんと休憩を入れなければいけないです。


でも、こんな生活を送れることは、今までなかったし、これからもきっとないと思います。今、この時を大切にして、日々を過ごしていきます。








 

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