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執筆者の写真Mitch Sato

悩んでます・・・ トライアルレッスン

今いるシンガポールの学校ではトライアルレッスンは行っていません。1回やったぐらいでは良さも悪さも理解できないだろう、というのと、興味本位でくるだけの人の可能性が高いので面倒、というのが主な理由だと理解しています。


シンガポールでは医者が太極拳を勧めたりもするので、ネットで太極拳教室を探して、問い合わせてくる、というのはよくあります。トライアルがないかという問い合わせもそれなりにあります。


私が東京で自分の教室を開くにあたっても、この方針は続けようかと思っていたのですが、友人から、トライアルなしでいきなり3ヶ月コミットさせるのはハードルが高すぎると感じると指摘されました。




初めのうちは、それほど人数も集まらないから、自分の時間も余っていると思います。なので、時間的な制約は、やらないことの理由にはなりません。日本の他の教室を見ていても、まずは無料トライアルで一度見にきてもらって、良かったら入会してもらう、っていうのが普通のようです。太極拳をスポーツジムと並べて考えるとますますその傾向にあると思います。


ただ、太極拳のレッスンは積み重ねなので、積み重ねてきたものを持っている人たちの中にいきなりトライアルの人を入れても何をやっているのかわからないだろうし、初めから丁寧に説明をすると、すでにいる生徒さんたちの足を引っ張ることにもなりかねません。


トライアルをやるのなら、やっぱりトライアルでやりたい人たちだけを集めてやった方が良さそうに感じます。もともと、週末に4回を一セットにして、足腰の基盤作りのレッスンを安めの値段でやろうかとは思っていました。それが気に入ってくれたら3ヶ月コースに入ってください、みたいな感じで。


教室は今年の10月から。日本への帰国は8月の終わりを予定しているので、9月はまるまる準備に充てる予定です。9月1か月間、無料でトライアルを提供して宣伝をする、っていうのもありなのかも知れません。そんなことをしなくても10月からの生徒さんが十分に集まってくれればいいのですが。


トライアルを全くしないって、自分の提供する内容に余程の自信があって、そんなことをしなくても集客はできるよ、って感じの態度に見えてしまいますね。自分が置かれている立場、呉式太極拳の日本での知名度の低さを考えたら、そんな高飛車な態度には出られないのも事実です。


ステータスを高く保つためにトライアルを受け付けない、っていうのもあると思うのですが、別に高級太極拳教室を目指しているわけではなく、町中華のように気楽に入れる教室を目指せれば良いと思うので、やっぱりやった方が良いのかなぁ、って思い始めています。


他の流派をやっている人が、興味本位で受けにくるのが多そう、っていう心配もないではありません。表面だけ触ってあれこれ言われるのも嫌だなぁ、って感じがします。何を言われても気しなければいいだけなのですが。


新宿に、「桂花」っていう熊本ラーメンのお店があります。まだ大学生だった頃、今から30年ぐらい前です。なかなか東京では受けなかったのか、「桂花のラーメンは1回ではわからない、3回は食べてみて」という張り紙が店内にあったのを思い出しました。


私の思いは、まずは3か月ぐらいなんとかやってみて、という気分での3か月区切りなのですが、まずは1回でもきてもらわなければ始まらないのも事実です。


なんとなく、試しにレッスンを受けてもらえる機会を作ろうかと思う方向に気持ちが傾きつづあるようです。生徒さんを集めないことには、教えたくても教えられないわけですから。でも、自分の目指す教室の性格と合わせてもう少し考えてみたいと思います。


教室をやられている皆さん、教室に参加されたことのある皆さん、これから参加してみたいなと思っている皆さん、何か感じることがあれば、ぜひお聞かせください。





これからもいろいろな話題を紹介していきます。

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