top of page
執筆者の写真Mitch Sato

自分の言葉で説明できるようになる


自分の教室を開くまでの時間がどんどん少なくなる中、どんなふうに教えたら良いかをよく考えます。


この間、個人レッスンをしながら、ふと思ったこと、色々なことがまだまだ自分の言葉で説明できるようになっていません。


師匠も含めて、今いるシンガポールの教室では、あまり理論的なことを説明しません。説明の中で使っている言葉をしっかり定義づけるようなことをあまり行ってきませんでした。


套路の動きに関しては、師匠がかなり細かく説明してきました。どんな動きが求められるのか、それを実現させるためには何が必要なのか、等々については、私も個人レッスンを通じて、何度も教わりましたし、自分がそれを教えるにあたって、自分の言葉で説明できるようにあれこれと考えてきました。


先日、日本語で行っていた個人レッスンの際、「虚領頂勁」を説明した時、自分の理解がまだまだ雑すぎて、きちんと説明ができませんでした。ちょうど同じレッスンで、生徒さんに、太極拳の名前の由来について聞かれた時も、決まりきった回答はできるのですが、自分でも十分に満足がいく回答にはなっていませんでした。


肉体的な鍛錬だけでなく、もっと色々なことに対して理解を深め、それを自分の言葉で説明できるような訓練をする必要を感じました。


自分の言葉で説明する、って、言うは易し行うは難し、だと思います。自分が新卒で会社に勤め始めた時、上司の一人が、難しい単語を使って、わかっていないことを誤魔化すな、自分の母親に内容を説明できるようになれ、と繰り返し言っていたのを思い出します。


ノートに、太極拳を教えるにあたって、きちんと説明ができなければいけない単語を書き出してみました。きちんと精査はしていませんが、少なくとも50以上はありそうです。その中には、「太極」、「無極」と言った総論的なものもあれば、「発勁」って何か、と言った実戦に近いものもあります。


これから毎日、一つ一つの単語と向き合って、自分が納得のいく、単にどこかのホームページからコピペをしたものでない、自分の言葉による説明を練っていきます。


ある程度練ることができたら、ブログの中で「太極拳単語帳」と言う題で、徐々に紹介していく予定です。


理解って、自分の実力によって変わっていくものだと思います。「太極拳単語帳」で紹介する内容は、現在の私の実力に基づく理解で、少なくとも今現在では、正解だと考えられる内容ではありますが、自分がさらに成長していき、色々なことを学ぶ中で、きっと変わっていくものだと信じています。それなので、「太極拳単語帳」は、現状の理解の足跡を残すための手段として位置付けています。




 

コンタクト ー ご興味のある方は是非ご連絡ください


電子メール: mitchsato17@yahoo.com

Homepage:

 

呉式太極拳教室「太極の小径」では、2023年10月からの生徒さんを募集しています。詳しくはこちらからご覧ください。



 

これからもいろいろな話題を紹介していきます。

最新のブログをご覧いただくために登録をお願いします


 

このブログが面白かったら、こちらもポチッとお願いします。


閲覧数:16回0件のコメント

最新記事

すべて表示

新年の始動

年末年始の行事も終わり、本日から通常通りの鍛錬を始めました。 相変わらず欲がまとわりついていて、年末年始はかなりの暴飲暴食をしました。体重は間違いなく増えていますが、腰と骨盤周りが痛くなりました。食べすぎてお腹が固くなって、それが背中にも影響を及ぼしている気がします。何年か...

減量します‼️

バンコク、シンガポールへの出張およびその移動中での爆食いで体重が増えました。帰国して1週間経っているのにまだ落ちる兆しが見えません。加えて、昨日岐阜に出張した際に、名古屋で食べた味噌煮込みうどん、これの影響もあって、今朝は血圧がかなり高めでした。...

出張終了

先週の水曜日の夜から副業の関係で出張に出掛けていました。それもあって、ブログをなかなか更新できませんでした。生徒さんが多くなってきて、休まずに通ってくれているので、教室を閉めるのに後ろめたさを感じます。今、うちの教室は週に一度のレッスンの生徒さんが多いので、1週間レッスンを...

Komentari


bottom of page