昨日、新しい生徒さんの個人レッスンが始まりました。今回は、中華系のシンガポール人の女性です。
この生徒さん、今までうちの教室に通ったことがなく、初めて教室に来られました。そのため、駐車場を探したり、その後、若干迷ったりと、色々あって、約束の時間より少しだけ遅れて来られました。元々、当地では、時間の概念が日本ほどしっかりしていないので、数分遅れぐらいであれば、なんということはありません。私ももう慣れました。
まずは、ちょっと雑談をしました。キャンセルや変更をするときの手順だったり、これから習うことの概要だったりを説明しました。面倒ではあるのですが、初めにルールをきちんと説明しておかないと、後々面倒なことが起きることがあります。
その後、実際のレッスンに入りました。挨拶の仕方、立ち方から始めました。そして、一番基本となるスクワットを教えます。
まずは、スクワットをやってみてもらいました。あれ、っと思ったのは、多くの人がやるような、お尻を後ろに突き出したスクワットではなく、背中が比較的まっすぐな状態で膝を曲げていました。改めて聞いてみたら、太極拳は全くの初めてではないそうです。コミュニティセンター(公民館)でやったことがあるということでした。コミュニティセンターの太極拳って見よう見まねで教えるところが多いと聞いていたので、きちんとスクワットを教えるところもあるのか、ということでも新たな発見でした。
その後、体をほぐして、動きに慣れてもらうために、3種類ほど準備運動をやってもらいました。どれも、初めての人にしてはきちんとできました。運動はそれほどしていないらしいのですが、足腰はそこそこしっかりしていました。
後半は、套路を始めから教え始めました。一番最初の予備式(ユーベーシー)を教えました。全くの未経験ではなかったので、いつもよりも少し丁寧に詳細まで教えました。初めて学ぶ人には、覚えることが多くなるので、動きが実際にはどんなふうに使えるのかを説明することはしないのですが、昨日は例外でした。
生徒さんが、気さくに色々と話す方だったので、こちらも緊張せず、あっという間に60分がすぎました。初めてのレッスンにしては楽しく、かつきちんとできたと思います。
やはり、足腰がしっかりしている人は、教えやすいです。もちろん、套路を最後まで通すためには、さらに強化する必要はあるのですが、色々な動きを教えて、それを再現してもらうのがかなり楽です。
来年の2月まで、毎週一度、楽しく教えていけたらと思います。
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