師匠も男性だし、自分も男性。師匠の教え方を見ながら教え方を習得してきた自分としては、男性的な教え方に偏るのも仕方がないとは思うのですが、そもそも本当に教え方とか習い方に男女差があるのかどうか、きちんと検証していないのでわかりません。
私が通常教える時には、まずは全体の動きはこんな感じ、ということを掴んでもらうためにデモを行い、その後、足の動きの説明、練習を行い、その後、手の動きの説明と練習。最後に手と足を合わせて全体を理解してもらいます。
今日、個人レッスンを行った女性に言われました。足と手を別々に説明されるとわからない、一緒に説明してほしいと。その方、何らかの経験があるらしく、女性は別々に説明されると後から合わせるのが難しいと話してくれました。
この話、実は初めて聞くのではありません。以前も別の女性の個人レッスンで言われたことがありました。その時は、その方の動きを把握する能力もそれほど高くないな、と思っていたので、あまり気にしませんでした。
今回の方は、体力がそれほどあるわけではないのですが、動きを説明するとその通りにできることがかなり多い方でした。きっと吸収も早いだろうなと評価していました。
そんな評価をしている人に言われると、ひょっとしたら教わり方に男女差があるのかな、と改めて考えて見る気分になりました。
女性の方が全体を見て、大掴みに把握する能力が高いのかもしれません。男性は、細かいパーツを一つ一つ組み上げていくのに長けているように思えてきました。これが本当に当てはまるかどうかは、今後さらに検証をする必要があります。女性で長い間個人レッスンを行っている方は、そんなことを言ったことはないのです。
もう一つ、男女差があるかもしれないと感じているのが、デモを見る時の立ち位置です。男性は、向かい合って、鏡に映るイメージのデモを見ても比較的容易に左右を交換できるようなのです。女性は、デモをやっている人の後ろに立って、同じ方向で見ようとすることが多いように前々から感じていました。そういえば、昔、女性は地図を自分が進む方向に回さないと理解が難しい、なんてことを書いていた本があったように思います。
まずは、そんな違いが本当にあるのかどうか、それが性別の違いによるものなのか、はたまた全く違う要因に起因することなのかをもう少し見極めていきたいと思います。
自分が学んできた教え方だけでは、きっと立ち行かなくなりそうです。もう少し視野を広げて、色々な人の学び方を体験することで、より多くの人に納得していただける教え方が習得できるのではないかと思います。
そんなことを思えるようになった今日の経験に感謝したいと思います。
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